明大が投打で強さを発揮し、同大としては戦後初のリーグ3連覇を達成した。

春秋連覇を飾った昨年から村松開人内野手(現中日)、蓑尾海人捕手(現ホンダ熊本)ら主力が抜けたが、選手層の厚さを見せた。13日までのリーグ戦9試合でチーム打率3割6厘はトップだ。

宗山塁内野手(3年=広陵)、上田希由翔内野手(4年=愛知産大三河)の主軸に加えて、新戦力が台頭した。1年生の内海優太内野手(広陵)、蓑尾に代わって正捕手になった小島大河捕手(2年=東海大相模)ら打力のある選手が目立った。

チーム防御率1・63もトップ。投手陣では、エースナンバーの「11」を今春から背負うドラフト候補の村田賢一投手(4年=春日部共栄)の安定感が光った。今春6試合に登板(うち5試合に先発)。37回を投げて自責点はわずか4点で、防御率は0・97。多彩な変化球を操り、特に打者の手元で落ちるシンカーを有効的に使った。

投打ともに厚い選手層で、昨秋の明治神宮大会に続き、全日本大学選手権(6月5日開幕、神宮など)で日本一連覇を目指す。