立正大が東農大に先勝した。

リーグ戦初スタメンの田近介人捕手（2年＝大阪桐蔭）が攻守で活躍した。同点で迎えた6回。二塁打と2つの四球で2死満塁のチャンス。打席に立った田近は「なんとか打ってやろうと思った」と、内角直球を左翼に引っ張った。走者一掃の適時二塁打となり、これが決勝点となった。守りでも初のスタメンマスクだったが「気負わずにいけた」と先発の梅田健太郎投手（3年＝横浜隼人）を好リード。9回7安打3失点に抑えた。

東洋大の優勝が決まり、現在は立正大、東農大、専大の3校に最下位の可能性がある。勝ち点を取れば争いから抜け出せる中での大きな1勝となった。金剛弘樹監督（44）は「苦しい戦いになると思う。気負わずに油断せず、集中して今季の集大成として戦えれば」と話した。