静岡、岐阜、三重のリーグ優勝校が全日本大学選手権の代表1枠を決める三つどもえ戦が行われ、1勝1敗に終わった。21日にもう1度、三つどもえで決着をつける。

中部学院大(岐阜)が意地は見せた。東海大静岡に敗れたが、次の皇学館大戦には快勝。東海大静岡の結果待ちで命運がつながった。

皇学館大戦は主将の宮坂愛斗内野手(4年=上田西)が6回に勝ち越しの左前打。9回には大江拓輝外野手(4年=八戸学院光星)の3ランでダメ押しした。

今春から指揮を執る間宮大貴監督(34)は「1試合目は岐阜リーグのような試合ができなかったけど、最後は4年生が意地を見せてくれた」とうなずいた。皇学館大の注目スラッガー、村田怜音内野手(4年=相可)に4打席とも仕事をさせなかった。「注目されていてみんなが知っている打者。腕が長いので、腕が伸びるところは危ない。四球を恐れず、勝負球と見せ球をはっきりさせようと話していた。バッテリーがうまく考えてくれた」と、してやったりだった。