大阪ガスがルーキー高波寛生(かんせい)内野手(22=関学大)の2本塁打6打点の活躍で快勝した。

めずらしい先頭打者本塁打の打ち合いから始まった。いきなりニチダイ・丹羽美颯輝外野手(27=東海大)の1発を浴びたが、その裏に「1番遊撃」で先発した高波が中越えに、お返しのアーチ。勢いづいた高波は5-3の7回にグラウンドスラムを打ち込んで、セーフティーリードをもたらした。

関学大では主に二塁だったが、入社直後から遊撃のレギュラーで起用されている。身長188センチの大柄にもかかわらず、機敏な動きが光る。大事な初戦で3安打6打点と、打撃でも満点アピールした。

前田康介監督(53)は「1番打者としてチームを奮い立たせてくれた。まだまだ課題はあるけど、自分の立ち位置や役割がよく分かっているし、野球脳が高い。将来を背負ってもらいたい選手の1人」と大きな期待を寄せた。