国士舘大が専大に勝利し、2勝1敗で勝ち点を挙げた。

今季最終戦で、先発の中村隆一投手(4年=御殿場西)が6勝目を挙げた。今季初の神宮のマウンドだったが「去年も入れ替え戦でも投げているので投げやすかった」とストライク先行の投球で6回5安打1失点(自責1)。自己最速も4キロ更新し147キロを計測するなど熱のこもった投球でチームを勝利に導いた。「去年、春秋通算で2戦しかできていないのでチームを勝たせるピッチャーになるっていうのを目標にしていた。もちろんバッターの協力もあって点数を取らないと勝てないし、野手に助けられて、そこがうまく合致して6勝をできた」と仲間に感謝した。

4月に就任した長井秀夫監督(64)は初シーズンを終えた。昨年同大は春秋ともに6位だったが、今季は3位の成績を残した。「あっという間のリーグ戦でしたね。勝ち点を取れたっていうことは、子どもたちも戦うことができるって証明になったと思う。これからまた秋に向かって、もう1回やり直さないといけないこともいっぱいある」と振り返った。