日刊スポーツ評論家の谷繁元信氏(52)がYouTubeの「DAZN NEWS TV」に出演し、30日開幕のセ・パ交流戦の見どころを語った。

「2023 セ・パ交流戦 超プレビュー」と題した全3回に、西武前監督の辻発彦氏らと出演。第1回は「こいつに気をつけろ! セ・リーグ編」で、パ・リーグファン向けにセの気を付けるべき選手を挙げた。

野手で谷繁氏が挙げたのは、ヤクルト村上、DeNA宮崎の2人。本調子ではない村上については「下半身と上半身のバランスが悪い。タイミングが合っていないというか。自分がこういうふうに動かしていこうと頭では考えているんだろうけど、それがうまく伝わってない」と指摘。ただ、交流戦では普段、対戦しない投手が相手。「交流戦でグッといくきっかけになるかも知れない」と復調を期待した。

投手では、阪神大竹、村上、ヤクルト石川の3人を挙げた。現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹を「緩急の付け方もうまいし、右バッターのアウトコースの出し入れがうまいです」と絶賛。村上は「ストレートがカット気味になるらしい。左バッターが嫌。あとは緩急も付けられる。不利になっても変化球で右バッターのアウトローにスライダーでストライクを取れる。あれがいいと思います」と分析した。ベテランの石川には「交流戦の最多勝利数を、1個でも2個でも伸ばしてもらいたい」と、自身が持つ交流戦最多勝利記録27勝の更新を期待した。

第2回はセ・リーグファン向けに「こいつに気をつけろ! パ・リーグ編」、さらに第3回は「絶対に見たい! 夢の対決編」で、交流戦の見どころを語り尽くした。