国際武道大が13安打9得点で打撃で圧倒。7回コールドで2回戦へ駒を進めた。

打撃で圧倒した。2回、1死満塁から三塁手の失策で1点先制。なおも満塁から高木大輝外野手(4年=千葉明徳)の右前適時打で、この回2点を挙げた。3回には1点を追加しなおも1死二塁から若山空蒼(そら)内野手(1年=北星学園大付)が低めのチェンジアップを振り抜き、大学初となる右越え2ラン本塁打を放つなど、この回、一挙4点。広島経済大を引き離し、その後も試合を優位に進めた。

初めての全国の舞台でのアーチに若山は興奮を隠せなかった。「僕、北海道出身なので、東京ドームはテレビでしか見たことがなかった。素晴らしい球場で打てて、誇らしい気持ちです」。高校時代は通算21本塁打も、今までとは違う手応えに、笑顔を見せた。

入学してわずか約2カ月で結果を残した。「大学では自分の強みを伸ばして勝負しようと思った」。高2夏から木製バットでロングティーを行い、遠くに飛ばす感覚を身に付けた。バットを振る力強さは絶対に負けないという強い信念を貫き、大舞台での1本につなげた。「うまく芯に当たって飛んでくれた。良かったです」。

次戦は、優勝候補に挙げられる青学大だ。若山は「自分たちの野球をすれば勝てる。チームの優勝に貢献できるように勝ちたいです」と、力を込めた。