日本唯一の国立体育大の鹿屋体育大(九州南部)は、高知工科大(四国)に7回に勝ち越し打を放ち、2回戦進出を決めた。

3-3で迎えた7回1死二塁で平野隆斗捕手(4年=岡崎城西)が中前適時打を放ち、勝ち越しに成功した。平野は送球間に二塁へ進むと、塁上でWBCで好守を見せたメキシコ代表のランディ・アロザレーナ外野手(レイズ)をほうふつさせる“腕組みポーズ”で喜びを表した。

神宮初陣を「まずは、楽しんでやろう」と挑んだ藤井雅文監督(34)は、「(これまで、追いつかれた後の)終盤の練習をずっとやってきて、その通りできてよかった」と喜びをかみしめた。平野は、「初出場で1勝できたのは喜んでいいことなので、一戦必勝して挑んでいきたい。」と次戦の勝利を誓った。

初出場の鹿屋体育大は初出場で、初勝利を飾った。次戦は7日に福井工業大(北陸)と近大(関西学生)の勝者と対戦する。