早大が、逆転勝ちで明大から先勝を挙げた。

「明大を倒す」という目標を夏から掲げて、練習に取り組んできた。1点を取るごとにベンチは盛り上がり、小宮山悟監督(58)は「明大に勝たなければ優勝はないと言い続けてきて、何がなんでもという気持ちだった。いい点の取り方ができた。選手たちが厳しい姿勢で練習に臨んでいるたまものです」と話した。

初回に1点を先制されたが、3回に逆転。同点に追いつかれ、3-3で迎えた8回2死二塁で、吉納翼外野手(3年=東邦)が外角の直球にうまく合わせて左翼手の頭上を越える二塁打を放ち、再び勝ち越した。

吉納は「僅差の試合になると思っていた。投手が踏ん張ってくれたので、(好機が)何かあるだろうなと思っていた。感触は完璧でした。早大全員で、明大を攻略できました」と話した。