ロッテ佐々木朗希投手(22)が鷹狩りした。首位を独走するソフトバンク相手に力投。2試合で33得点の強力打線を相手に7回119球を投げ抜き、5安打8奪三振1失点に封じ込めた。4月30日のオリックス戦以来の4勝目。交流戦前最終カードを先勝し、チームは引き分けを挟んで6連勝と勢いに乗せた。
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佐々木の笑顔が弾けた。5回1死からソフトバンク今宮に160キロの直球を右前打にされる。迎えるは最強のクリーンアップの柳田、山川、近藤。だが柳田を内角高め直球で押し込み、二ゴロ併殺打に抑えて一瞬で切り抜けた。笑顔でグラブをたたきながらベンチヘ戻った。楽天相手に2試合で33得点を奪った相手に7回1失点の鷹狩りに成功。「最近も勢いがあって、なかなか難しい戦いになるかなと思ったけど、その中で粘りながら1点で抑えられて勝てたので良かった」と振り返った。
同じ相手に2度やられるわけにはいかない。前回の4月23日の対戦では7回3失点で今季初黒星を喫した。この日も初回に35球を要し、先制を許したが「まずは自分が何ができて何ができなかったのかを出しながらそこは修正しながら投げました」と2回以降は無失点で抑えた。
いつだって、自分のやるべきことは分かっている。高卒2年目の冬。自主トレ期間中には、ロッテ浦和球場にはブルペンキャッチャーとともに、黙々とトレーニングをする佐々木の姿があった。20歳ながら、必要以上に周りと群れることなく、成長するため、勝つためにすべきことをやっていた。
これまで通り中6日での登板になれば、交流戦に突入する次回登板は昨年日本一を達成した阪神戦にあたる。「シーズンを投げ始めてから毎年阪神と当たっているので、愛着があります。去年も優勝をしていて強いチームですし、ファンもすごい元気いっぱい。マリンでの試合なのでロッテファンも負けないような応援をお願いします」と声援を力に変える。【星夏穂】
▽ロッテ吉井監督(佐々木の投球に)「初回で30数球投げてしまったので、長いイニングは無理かなと思ったんですけど、しっかり立て直してくれて、7回まで投げてくれてよかった」



