中日は7試合ぶりの白星を挙げ、連敗を「6」で止めた。借金も12に減らした。
サヨナラ3ランを放った村松開人内野手(25)は、早出組ならではの“ご利益”を受けていた。
この日からベンチ付近には清めの盛り塩が設置された。早出練習常連の村松は、グラウンドで塩をまく井上監督らの姿を目撃。さらに監督から腹のあたりに塩をかけられ、“お清め”を受けた。
村松は、地方開催だった直近2試合の巨人戦で自身の失策が失点につながっていた。「負けが続くとプレーが消極的になったり、攻めたいときに攻めきれなかったり。本来のプレーができないっていうのはここ数試合、本当に痛感していました」。だからこそ、このお清めが気持ちを切り替えるきっかけになった。
劇的なサヨナラ勝利後、今季から本拠地のヒーロー選手に贈られる青い「勝ちだるま」を首から下げた村松に、井上監督が耳打ち。お清め効果に「大丈夫やったろ」と笑顔で声をかけられた。不調時も起用し続けてくれている首脳陣への感謝は強い。プロ4年目の今季。「キャンプの時から本当に目にかけてくれて。今年はすごく感謝の気持ちを持ちながらというのを僕の中で1個テーマにやっている。もっともっとやってやろうって気持ちです」とすがすがしい表情で力を込めた。
◆盛り塩(もりしお)は塩を三角錐(すい)などの形に盛って玄関や部屋の隅に置く、古来から伝わる厄よけ、浄化の風習。邪気を払って良い運気を招き入れる効果があるとされ、特に人が出入りする玄関、トイレ、キッチンなどに置くのが一般的。プロ野球でも連敗続きのチームなどが必勝を願って置くケースがみられる。



