ヤクルト丸山和郁外野手(26)がプロ初のサイクル安打を達成した。「とってもうれしいです」。プロ野球では昨年8月19日ヤクルト戦(神宮)での巨人丸佳浩以来73人目、78度目だ。

「ドキドキしながら打席に立っていた。頼むから落ちてくれと。神風が吹いてくれて落ちてくれました」

一塁手の帽子が中堅まで飛ぶほどの強風も吹いた神宮。王手をかけスタンドから「サイクル狙え! 丸山!」の声が飛ぶ中で7回1死の第5打席へ。左中間方向へ飛球を放った。DeNAの左翼手がダイビングキャッチを試みるも届かず二塁打。ベース上で両手をかかげ「勝手にポーズが出ちゃいました」と笑った。

2回に右前打。4回には低い打球を右中間へ飛ばした。中学時代に捕手をした際に一塁へのベースカバーで打者走者より速かったほどの俊足を生かし三塁打。5回に通算3本目の右越え2号ソロでリーチとした。球団では21年の塩見以来の達成。現役時代の90年に記録している池山監督は「そう簡単に出ない。記念日になった。もっといい年にしてほしい」と願った。

4月30日に出場選手登録抹消の長岡が務めてきた1番打者として5安打。チームは今季最多20安打16得点の大勝で連敗を2で止めた。DeNA戦は球団72年ぶりとなる引き分けを挟まない同一カード6戦6勝となった。

前橋育英・荒井直樹監督(高校時代の丸山和を指導)「中学校も部員が10人ぐらいしかいないところだった。そこからうちに来てくれてすごく成長してくれて。野性的な勘を持っている子だった。見ていてワクワクする選手でした。すごく誇りですよね。うれしく思っています」

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