記録的な連敗脱出へ、エースが立ち上がる。日本ハム伊藤大海投手(28)が19日に再開するリーグ戦へ向け、本拠地エスコンフィールドで調整を完了した。相手のソフトバンクには開幕から8連敗中。プレッシャーは大きいが「気負った方がいいかなと思います、逆に。まず1勝しなきゃ」と、エースとしての使命感を燃やした。

開幕から同一チームに8戦全敗は、56年に西鉄に12連敗して以来、球団史上70年ぶりという“負の記録”だ。「変に意識しすぎていたのはあったと思う。普段通りの自分たちの野球ができていないというか。いい展開で試合を進めていても、ひっくり返されたり。ただ、気持ちの整理さえしていれば何の問題もない」。新庄政権初優勝へ、これ以上、同じ相手に負け続けるわけにはいかない。

伊藤自身、3月27日の開幕戦を含めて今季2度ソフトバンク戦に先発し、防御率は8点台と打ち込まれている。リベンジの時へ向け、今季ソフトバンク戦に4戦4勝の西武高橋光や交流戦で完封勝利したヤクルト奥川らの映像を研究。「僕ができるかどうかは別としてヒントはあった」と、秘策に目を光らせた。

昨季まで2季連続でソフトバンクの後塵(こうじん)を拝して2位に終わった。「ホークスと節目節目のタイミングで巡り合うのは、思うところもある。しっかり勝ち切れるようなピッチングをしたい」。宿命のマウンドに上がる。【中島宙恵】

巨人竹丸和幸-中日金丸夢斗、日本ハム伊藤大海-ソフトバンク大津亮介ほか/19日予告先発