日本ハムは2日、北海道内で計画を進めている新たな2軍施設の移転場所についてエスコンフィールドで会見を行い、恵庭市に内定したことを発表した。JR千歳線の恵み野駅と島松駅の間の約46ヘクタールのエリアを用地とする。
栗山英樹CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)は「2年前、僕の方からですね、日本ハム本社、そして球団に無理を言いまして、なんとか人を育てる場所、拠点を北海道に作りたいというお願いをしました」とし「正直このエスコンのように、人が集まって素晴らしい試合を見るということではないので、施設に対してどういう風な皆さんの思いがあるのかっていうのは少し心配をしていたんですけれども、本当に多くの北海道の市町村の皆さん、そして道民の皆さん『なんとか頑張れ』という、応援するという風な思いがすごく我々にも伝わってきて、その思いに僕らも力をすごくもらいました」と感謝を語った。
その上で「北海道は世界に誇れる、そして世界の魅力に対して北海道というものをもっともっと打ち出せるという風に思っています。その魅力は何かっていうと、やっぱり何か新しいものをどんどん生み出せる、ものを成長させることができるということだという風に思います。そういう意味で、野球に限らず、新しい拠点を元に、世界の人たちが集まる、そして子供たちが世界にどんどん出ていく。そして選手たちが本当に成長する。ある意味、その一番大切な人が育てば、組織、そしてチームは勝ち続けるので」と熱弁した。
栗山CBOは「我々大人ができることというのは、次の世代に環境を作ってあげること」とも語り「人は育てるのではなくて育つんだという風に思っています。そのお手伝いをするために、本当に多くの皆さんのお力を借りてここまで来ることができました。さらにお力借りながら前に進んでいきます。今日は一つに決まったということよりも、本当に現場の僕らにも、北海道の多くの市町村の皆さん、そして道民の皆さんからうちに来てくれという風な思いをいただきました。その思いに対して本当に感謝してます。その思いでこういう形が実現できるということにつながってると思うので。これからも我々頑張っていきますので、どうかお力のほどよろしくお願いします。ありがとうございました」とあいさつした。
今回の施設ではファーム施設の周辺に商業や住居などを段階的に整備することも計画しており、球場周辺に宿泊施設を作ることも想定する。当初は札幌、千歳、北広島市など6市が候補地だったが、3月の時点で江別、恵庭、苫小牧の3市に絞り込まれていた。2030年または2031年の開業を目指す。
◆恵庭市 北海道西部、札幌市と新千歳空港のほぼ中間に位置する。エスコンフィールドがある北広島市に隣接。人口約7万。原田裕市長。



