阪神藤川球児監督(46)は後半戦開幕カードから勝負をかけた。

「彼らを中心に勝負」とキーマンに指名していた木下里都投手(25)と工藤泰成投手(24)がいきなり3連投。ともに無失点で木下は自己最速を2度更新するなど161キロ、工藤はこの日プロ初セーブで応えた。指揮官の言葉に選手が奮起したと言っていい。今季4度目の同一カード3連戦3連勝に多大な貢献を果たした。藤川監督は木下と工藤について「まだ始まったばかりです」と多くは語らなかったが、今後立ち向かう優勝争いに向けて大きな収穫を得たはずだ。

「環境が人を育てる」とはよく言うが、今季はセットアッパー石井大智投手(29)が不在。ブルペンの柱を欠くなか、2人の成長は目を見張るものがある。さらにこの日はラファエル・ドリス投手(38)も2連投中だったため、延長戦に入らない限り38歳右腕の登板は避けたかったところだろう。同じく35歳のベテラン岩崎優投手(35)は前日1日の9回に登板し、1死満塁のピンチをつくって降板している。昨季も神宮では5試合で防御率5・40と分が悪い。さまざまな要因が重なるなか、木下と工藤を中心に0封継投が完成した。【只松憲】

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