指揮官の言葉通りに“流れが変わる”。そんな予感がする大勝だ。ヤクルトが18安打12得点で連敗を「2」で止めた。神宮では後半戦初勝利で、池山隆寛監督(60)は「ようやく勝ちでお返しできた。もっと勝ちたい、勝利を見せて傘振ってもらいたい」と笑顔。先発全員安打を記録し、2ケタ得点は5月1日DeNA戦以来だ。

初回1死二塁から宮本が先制の右翼線適時二塁打。“代打の切り札”が今季2度目のスタメンでチームに勢いをつけた。4回は武岡、長岡、岩田の3者連続適時打などで5得点。5回には増田にプロ初の4安打4打席連続安打となる右前適時打も出て、4点を入れた。先発は山野は得点圏に走者を置く場面は複数回ありつつ、本塁は踏ませない投球。6回6安打1四球4奪三振無失点で、プロ初2ケタ勝利に王手の9勝目だ。

8日に今季初のBクラス転落となり、前戦まで連敗中。指揮官は台風接近で中止の前日11日に「いい流れにしていきたい。恵みの雨で」と言い、この日の試合前にも「流れが悪かったけど昨日の雨と風で流してくれたと、いいように考えていく」と話していた。打線がつながり、山野が投打に躍動し勝利投手で、連敗は最短でストップ。「こういう試合で(今季)前半をみんなが思い出してくれればいい」。首位にいることが多かった時期を想起する勝ち方で勢いを取り戻す。【塚本光】