「7・31」が過ぎた。育成再契約でプロ3年目を迎えていた西武宮沢太成投手(27)は、背番号3ケタのままで8月を過ごす。オフには少なくとも便宜上、戦力外通告の段階がある可能性が高い。

「割と落ち込みはしました」という時期もあったが、切り替えた。15日、3軍練習のライブBPに登板した。直球にもフォークにも勢いはある。「結果だけ見ると31日から3試合で5失点くらいしているので。気落ちしてるのかなって思われるかもしれないですけど、今は気落ちとかはないので」。表情は前向きだ。

1年前も昇格候補の1人には挙がっていたとみられる。だからこそプロ入りから3年目の今年にかける思いは大きかった。でも最後の1枠には是沢涼輔捕手(26)が選ばれた。バッテリーを組むことも多い宮沢は「是沢に助けられて2軍戦でいいピッチングできる試合も多かったので。(育成契約の)ライバルでしたけど、是沢だったらうれしいじゃないですけど…」と複雑な心境をのぞかせる。

最速155キロ、平均球速は150キロ少々。立ち位置は自覚する。「黒田、堀越、成田…球速が同じくらいだったらやっぱり若い投手ってなると思うので。しかも彼らは球速いので、僕も平均球速を上げていかないと」と、レベルアップに励む8月だ。

10月以降のことは、自身で全てを決められる立場にない。ただ「僕はもう、次に向けてやるしかないので」と宮沢の気持ちは切れていない。いい顔で前を向いていれば、チャンスの芽は見つかりやすい。【金子真仁】

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