日本ハム小村勝球団社長(60)は、かつて本社の人気商品「シャウエッセン」のマーケティングを担った。「シャウエッセンの日(8月10日=パリッと!)」前日の9日楽天戦は、新庄剛志監督(54)の奇策がハマり快勝。心地よい勝利の中、思い返したのは商品開発にかけた挑戦の日々だ。一昨年、くも膜下出血で倒れるも奇跡の生還を果たした同社長は、2軍本拠地誘致に関わったすべての自治体に感謝するとともに、今後に向けた球団や球場のさらなる進化、挑戦への思いを、「コムラノコラム」に熱くつづった。
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「シャウエッセンの日」に改めて思う事-。
有原投手、2試合連続完封!「シャウエッセン冠デー」に、NPB1000奪三振と見事な完封劇。五十幡選手と水野選手との見事なバントエンドラン。万波選手の渋いタイムリーで勝利をおさめてくれました。何度もハイライトを見て、喜びを繰り返し満喫するゲームでした。また、エスコンフィールドでは3日間で6万本のシャウエッセンをご試食して頂きました。日本ハム時代にシャウエッセンブランドを担当しており、ロングセラー商品の宿命である売り上げの停滞期。35周年を迎えた時に新たに大きな2つの「挑戦」をしました。
ひとつは発売以来、禁止とされていました「電子レンジ調理の解禁」二つ目は「新フレーバー(味)の販売」です。どちらも社内ではタブーとされていた企画に挑戦しました。その時の上司は現球団オーナーの井川伸久オーナー(当時:加工事業本部長)製造部門の長が今の日本ハム(株)社長の前田文男社長(当時:ハムソー事業部長)でした。私がマーケティング推進部長でしたので今、思えば偶然、現球団関係者で新たな挑戦をした事に。その後、シャウエッセンは順調に売り上げを伸ばしています。いかに挑戦する事が大切であり、また難しくエネルギーが必要かを改めて、シャウエッセンの日にあたり、当時を思い出しました。
その後も「シャウ断髪」など、いくつもの挑戦をしました。また、失敗した企画もたくさんあります。物事に対する熱い思いや挑戦の大切さをプロモーションビデオにしております。「シャウ手のひら返し」「シャウ下町ロケット風」「シャウ断髪」などで閲覧する事が出来ます。是非お時間ある時にご覧ください。
今夏、恒例となりました「シャウ祭り」期間中の8日には花火大会を実施。ビアガーデンや夏祭り企画。いずれも、エスコン夏の風物詩として楽しみにして頂いているという声を、たくさん頂戴します。また、スタッフはご来場者の期待を超える企画を必死に考えております。ファイターズ・エスコンフィールドはさまざまな事に挑戦し、野球を好きな方も、そうでない方も楽しめるエンターテインメント空間を目指し、今後とも挑戦を続けます。
ファームの移転場所も恵庭市に決まりました。江別市、苫小牧市他の皆さまにも本当に熱心に誘致をして頂き、心より感謝申し上げます。今回のご縁を今後につないでいければとスタッフ一同、願ってやみません。また、長年お世話になりました鎌ケ谷市、関東地区のファンの皆さまにもお礼を申し上げたいと思います。ダルビッシュ有選手や大谷翔平選手など多くのスター選手を育ててくれたのは、間違いなく皆さまであります。その鎌ケ谷にはこの6月に新しいトレーニング施設を立ち上げました。移転のギリギリまで設備投資をし、新たなスター選手が出てくることを願って、気を緩めることなく取り組んで行きます。
シーズンも後半戦に入りました。最後まで全力で戦って参ります。残り試合も変わらぬご声援の程、よろしくお願い致します。(北海道日本ハムファイターズ球団社長)
◆小村勝(こむら・まさる)66年1月25日、大阪府生まれ。88年日本ハム入社。加工事業本部マーケティング推進部長時に「シャウエッセン手のひら返し」「シャウ断髪」など新販促を実践。22年から北海道日本ハムファイターズ取締役、ファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役。エスコンフィールド開業の23年に、北海道日本ハムファイターズ球団社長就任。



