61年ぶりの優勝とはならなかったが、NTT西日本・辻本勇樹捕手(30=仙台大)は3安打を放つ活躍を見せた。
3回1死から右中間を破る二塁打を放つと、7回には1死一、二塁から中前適時打を放った。さらに2点ビハインドで迎えた9回には右中間にソロ本塁打で1点差に迫った。「本当に勝つことしか考えていなかったので、なんとかチャンスメイクしよう」と臨んだ打席で結果を残した。
辻本は今月末に開催されるアジア大会の日本代表メンバー。打撃力もさることながら、強肩を生かした守備力が持ち味だ。今大会は8度、盗塁を企図され許した盗塁は0。驚異の阻止率100%でチームを何度も救った。それでも「ピッチャーのクイックや間合いの使い方など、いろんな協力があって刺せているので。自分だけの記録ではないので」と謙虚な姿勢を見せる。
中日倫太郎内野手(25)を弟に持つ。プロ野球選手として活躍する弟の存在は大きく、「目標を達成できなかったので、また一から頑張るから、お互い切磋琢磨(せっさたくま)して頑張ろうと伝えたい」と兄弟愛を見せた。
今年で入社8年目。中堅の域に入ってきたが、まだまだ向上心は旺盛だ。「自分自身の目標は日本一。チームを優勝させられるようなキャッチャーになっていきたい」。さらなるレベルアップを図り、日の丸を背負って躍動する。



