赤く染まった敵地の右翼席に打球が弾んだのを見届けると、一塁を回って拳を握った。0-1の8回にDeNAの度会隆輝外野手(23)が逆転3ランをマーク。チームを3連勝に導いた23歳のヒーローは「気持ちで打った。とにかく気持ち」とはじけるような笑みを見せた。

相手先発の森下が代わった8回だ。安打と四球などにより広がったチャンスで打席に向かう。3番手の高の甘く入った変化球を捉え、バットに乗せた。右越えへ、値千金の9号を運んだ。

リードオフマンとして打線を牽引(けんいん)する3年目。「(安打が出なくても)しっかりと切り替えて打席に入るのもすごく大事」と話す。この日は凡退が続いた後、3打席目に四球、そして4打席目に快音を響かせた。9本塁打、47打点は既に自己最多。打率2割7分7厘だけでなく、ここぞの場面で仕留める勝負強さは成長を示す。シーズン規定打席到達も目前で、開花の時を迎えつつある。