広島は4日、4位以下が確定し、3位以上が来季続投の条件だったブラウン監督が指揮を執るのは今季限りとなった。球団は来季の監督として、OBで解説者の野村謙二郎氏(43)に一本化しており、シーズン終了後に就任を要請する。野村氏が受諾すれば、12球団で最年少の監督となる。

 野村氏は大分・佐伯鶴城高から駒大を経て、1989年にドラフト1位で広島に入団。俊足好打の内野手として広島一筋で17年間プレーし、91年のリーグ優勝に貢献した。2005年には通算2000安打を達成し、この年限りで現役を引退した。

 ブラウン監督は06年に就任し、昨年オフに1年契約を結んでいた。3位以内に入れば契約が更新されるはずだったが、契約の選択権を持つ球団側に再契約の意向はないため、退任が決まった。

 [2009年10月4日17時58分]ソーシャルブックマーク