ヤクルト増渕竜義投手(25)と日本ハム今浪隆博内野手(29)の交換トレードが成立したことが30日、分かった。

 すでに両球団の間では合意に達しており、早ければ今日31日にも正式発表される見込みだ。

 ヤクルトは開幕戦でプロ初打席の初球に本塁打を放ったルーキー西浦の台頭はあったが、川島が故障中と遊撃手は手薄な状態。一方、日本ハムは中継ぎで期待していた変則右腕の藤岡と2年目の河野の調子が上がらず現在2軍。シーズンを見据えての補強を検討していた双方の思惑が一致し、開幕直後のトレード合意に至った模様だ。

 増渕は先発、中継ぎで潜在能力の高さを見せるものの、近年は伸び悩みもあり、昨季登板5試合だけだった。今浪は走攻守にバランスが取れた好選手で、守備は内野ならユーティリティーにこなせる万能型。昨季最下位に終わった両球団が、今季の巻き返しに向けて緊急補強に動いた。