オリックス岡田彰布監督(52)が25日、進退伺を出したサッカー日本代表の岡田武史監督に熱烈なエールを送った。川崎市内で行われた練習の合間に「もう、そんなんやるしかない。本番で勝つしかないんやから。『本番までとっておきよった』というのしかないやろ」とまくし立て、本番での大逆襲を期待した。

 年齢はサッカーの岡田監督が1つ上だが同じ大阪出身で早大の同期生。雑誌で対談したり、09年5月に長居でチリ戦を観戦するなど親交がある。

 自身も、阪神を率いた08年に巨人に13ゲーム差を逆転され優勝を逃して進退伺を出し、球団の引き留めにも応じず辞任した。続投を受け入れたものの、サッカーW杯開幕を控えた岡田監督が24日の韓国戦完敗後に進退伺を出したことに、組織のリーダーとして感じることがあるようだ。「初戦はカメルーンか。6月14日?

 ちょうど試合もないし(夜)11時ならいい時間やな」。当日はテレビの前で岡田武史監督の戦いざまを目に焼き付ける。

 [2010年5月26日8時4分

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