日本と海外。あらゆる違いがある中で、今回は「メディア」の違いについて紹介したい。私にとって初めての海外出張。1つの興味が海外の記者やメディアだった。どんな取材をして、どんな媒体にどんな形で情報を出すのか。
実際にWBCという大きな大会を取材してみると、あらゆる違いがあちこちで見受けられた。まず衝撃だったのは「SNS」の使い方だ。試合の速報、練習動画、球場の雰囲気。海外メディアはまずSNSに投稿する。試合前練習中にあちこちでTikTokライブの配信が行われるのも日常茶飯事。日本ではネット速報、新聞記事がメインだが、海外メディアは違う。スマホを片手にユーチューバーのように撮影しながら取材する人が多いこと。権利関係が厳しい日本では見られない光景が広がっていた。
それ以外でも違いだらけ。日本メディアは野球界における暗黙の了解で服装は襟付きが基本。取材もチームの球場入りから出るまで取材して積極的に話を聞きに行く。でも海外メディアはおおらかだ。柄付きのド派手なTシャツやキャップをかぶったままの取材、短パンなど服装は緩い。前日15日(日本時間16日)のドミニカ共和国敗退後は、プホルス監督が対応する会見には多くのドミニカ共和国メディアが詰めかけたが、タティス、J・ソトらスターが出てくるであろうミックスゾーンはほぼもぬけの殻。なんなら日本メディアの方が多かったと言うから驚きだ。
ダウントレンドのスポーツ紙がこれからどう生き残るか。その1つのヒントになった気がする。【小早川宗一郎】

