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侍が一夜明け会見、重圧から解放され笑顔

WBC連覇から一夜明け記者会見する原監督(前列左)ら侍ナイン(共同)
WBC連覇から一夜明け記者会見する原監督(前列左)ら侍ナイン(共同)

 野球の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2連覇を果たした日本代表は一夜明けた24日(日本時間25日)、ロサンゼルスのホテルで帰国前の記者会見を行い、リラックスした雰囲気の中で優勝の喜びを語った。

 ウイニングボールを手に原辰徳監督(50)は「日本中で応援してくれたファン、ロサンゼルスの大地、空気すべてに感謝の気持ちでいっぱい」とすっきりした表情で話した。

 今大会ずっと不振に苦しみながら、決勝の韓国戦で延長10回に試合を決める適時打を放ったイチロー外野手(35=マリナーズ)が「個人的には最後まで足を引っ張り続けた。最後においしいところだけをいただいて、本当にごちそうさまでした」とあいさつしたのをきっかけに、会見は笑いに包まれた和やかな雰囲気になった。

 決勝のホームを踏んだ内川聖一内野手(26=横浜)が「イチローさんの決勝打のおかげでテレビにたくさん映った。ありがとうございました」と言えば、亀井義行外野手(26=巨人)も「出番は少なかったが、ベンチで一生懸命声を出した。金メダルごちそうさまでした」。重圧から解放されたナインの表情には、笑顔があふれていた。

 日本チームはこの後、日本時間25日夜に帰国する。

 [2009年3月25日11時54分]

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