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松坂初回被弾も粘って宿敵倒す/WBC

松坂は前打席で本塁打を浴びた4番金泰均を右飛に仕留める
松坂は前打席で本塁打を浴びた4番金泰均を右飛に仕留める

<WBC・第1ラウンド:日本14-2韓国(7回コールド)>◇7日◇A組◇2回戦◇東京ドーム

 これがエースの粘りだ。先発の松坂大輔投手(28=レッドソックス)は3点リードの1回に韓国代表の4番金泰均(キム・テギュン)内野手(26)に2ランを許したが、2回以降は立ち直って4回2失点、65球でマウンドを降りた。韓国から国際大会3戦目で初勝利を挙げ、WBCでは4連勝となった。5回以降は渡辺俊介(32=ロッテ)-杉内俊哉(28=ソフトバンク)-岩田稔(25=阪神)の継投で韓国打線を無安打、無失点に封じた。

 勝った事実を素直に喜べなかった。会見の席に着いた松坂は、神妙に視線を下げ続けた。大量14得点をもぎ取った打線に助けられた。投手組のリーダーとして、立ち上がりから飛ばせなかった自分を責めた。

 松坂 自分の置かれている立場を考えれば、初回に3点をもらって、その後ビシッと行かないと。自分でも試合中に頭にきていました。全然ダメでしたね。

 スライダーの出来が誤算だった。1死から迎えた2番鄭根宇への投球。カウント2-0からスライダーが外へ3球外れた。「感覚があまりに悪すぎた」と言うようにリリースが安定せず、ワンバウンドのボールが続いた。最大の反省点は4番金泰均に浴びた2ラン。0-3から高めのカットボールを左中間の看板まで運ばれた。

 2月16日にスタートした宮崎合宿では、若手の熱視線を感じ取った。キャッチボールから自分の動きに目を向けてくる。ブルペンに入れば多くの投手が周りを囲んだ。阪神岩田、オリックス小松は積極的に質問をぶつけてきた。軸足の使い方、体重移動、ボールの握り…。自分がこの大会を引っ張らなければならない。チームの結束力を高める過程で、責任を痛感した。

 松坂 見られている意識が強かった。だからこそ、自分が勝ってチームを勢いづかせる必要があった。2次、決勝を見据えれば、韓国はどうしても勝たなければならない相手だった。

 初めての心境だった。国際大会で先頭に立つ者の重圧を感じた。それでも2回以降は、カットボールとシュートで配球戦略を組み替えて試合を立て直した。「初回が終わって城島さんと『直球とカット主体で行こう』と話した。城島さんとの呼吸の合わせ方、3、4回に修正できたことがつながると思う」。

 序盤のミスは2度と繰り返せないが、国際試合での韓国戦は、10年越しの初勝利となった。「今まで何年も勝てなかった。連覇するには乗り越えなければならない相手。次のラウンドに進めたことは本当に良かった」と素直に喜んだ。リーダーの立ち位置を模索しながら、次回につながる収穫を残せたことが、唯一の救いだった。【山内崇章】

 [2009年3月8日8時13分 紙面から]

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