<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇さいたまスーパーアリーナ

 王者内藤大助の判定負けにも、宮田会長は淡々と振り返った。試合中はいつもと変わらず、大声で王者を鼓舞したが6度目の防衛につなげることはできなかった。

 「ポイントが負けているのは分かっていたが、内藤は国民の期待を背負っている以上、殴り勝つスタイルを指示した。2万1000人のお客さんが来てくれたのに期待に応えられなかった。今日は、試合を見にきたのではなく、興毅に勝つ内藤を見たかったファンが多かったと思う」と話した。