プロボクシングWBC世界ライトフライ級1位エリック・バディージョ(30=メキシコ)が13日、都内のジムで練習を公開した。20日、東京・両国国技館で同級王者岩田翔吉(30=帝拳)に挑戦する。コンビを組むチーフトレーナーの弟イバン氏(25)とのミット打ちをはじめ、シャドーボクシング、サンドバッグ打ちなどを披露。バディージョは「とてもやる気がある。待ち望んだチャンスを無駄にしたくない。必ずチャンピオンになりたい」と強い決意を示した。
自信の表れか、サービス精神も旺盛だ。公開練習時には、母国の英雄レスラーでWWE世界ヘビー級王座獲得などWWEグランドスラム達成者レイ・ミステリオのマスクを装着して登場し「みなさん(メディア)を楽しませたいと思いました」と笑顔。身長188センチ、体重136キロの巨体となる弟イバン氏に覆面レスラーのブルーデイモンのマスクを被せ、一緒に記念撮影する余裕もみせた。
16歳でボクシングをはじめる前、サッカーやプロレスに強い興味があったそうだ。WWEで数多くの世界王座を獲得してきた「神秘の王」のパワーを全身に宿した様子だ。
18勝(8KO)無敗。指名挑戦者となるサウスポーは「今までたくさんのライバルと戦ってきた。最近では(元WBO世界ライトフライ級王者)エルウィン・ソト(メキシコ)とも対戦し、自信もあるしやる気もある。世界奪取に向けて頑張りたい。(岩田戦は)がっかりしないこと、忍耐強く、我慢強くやることが勝敗のポイントで重要だと思う」と冷静に分析した。
標高約3000メートルとなる母国のヒキピルコで1カ月半の高地トレを実施。約7カ月間のトレーニングキャンプを積んできた成果にも手応えがある。バディージョは「岩田選手はとてもプレッシャーのある選手。力強いチャンピオンだと思う。しかし私にとって人生最大のチャンスとなる。7月20日は頑張りたいと思う」と強調。「神秘の王」のパワーも借り、岩田を攻略するつもりだ。

