プロボクシングWBC世界バンタム級王者井上拓真(30=大橋)が「サムライベルト」に続き、世界に1つだけのWBC特別仕様リング(指輪)獲得に貪欲な姿勢を示した。27日にトヨタアリーナ東京で同級1位那須川天心(28=帝拳)の挑戦を受ける井上は26日、東京ドームホテルで行われた前日計量に出席。リミット53・5キロでパスした那須川に対し、100グラム少ない53・4キロでクリアした。約10カ月ぶりのリマッチへ、井上は「すべてにおいてバッチリ仕上がりました。計量クリアしたので不安はない。あとはやるだけ」と静かに闘志を燃やした。
昨年11月の同級王座決定戦ではWBC特製のサムライベルトが製作され、判定勝利した井上が手にした。今回、WBCは勝者をたたえるために、メキシコのハイジュエリーブランド「マエストロス・ジョイエロス」社製作のWBC特製リングを贈ると発表。日の丸旗とWBCベルトがデザインされ、選手名が刻まれている指輪が公開されており、勝者のみに贈られる。井上は「また(特別贈呈が)あるんだと思って。それもかっさらいます」と自信たっぷりに口にした。
今年5月、東京ドームで4団体統一スーパーバンタム級王者の兄尚弥(33=大橋)が中谷潤人(28=M・T)戦で勝利し、WBCクラウンシリーズ統一王座リング(指輪)というスペシャル指輪を手にしている。勝てば、兄弟でWBC特製リングを保持することになる。井上は「なかなか兄弟で、(WBC特別仕様の)指輪をもらうことはない。そこも1つの楽しみとしてしっかりと勝ちたい」と高揚感を漂わせていた。
マエストロス・ジョイエロス社は1931年に創業し、3世代にわたって受け継がれた伝統と格式のあるメキシコ有数のジュエリーブランドとなる。

