土俵人生を懸ける横綱白鵬の姿に、弟弟子らが奮闘しないわけにはいかない。共に新弟子の頃は付け人を務めるなどし、関取に上がってからも土俵内外で刺激を受けてきた。横綱の背中を見続けてきた石浦と炎鵬は、今場所はより一層気合が入っている。

「いい成績を残してやろうという気持ちは、いつもよりかなり強くなっています」と話すのは石浦だ。先場所は負け越すも、7勝8敗と踏みとどまったことで幕内に残った。そのため、横綱土俵入りでは露払いを務めることになった。「幕尻だけども露払いを務めることができるのは光栄。引き締まる思いです」と言葉に力が入る。

先場所東十両筆頭ながらも、返り入幕を果たせなかった炎鵬。横綱土俵入りに参加できなかったことを悔やんでいる。だからこそ、通常は幕下以下の若い衆が務める付け人業務を買って出た。自身も関取のため付きっきりとはいかないが、初日は自身の取組後も会場に残り、白鵬の出番の際は同行した。「横綱に稽古をつけてもらう度に心が強くなった。成長した心を持って今場所に臨みたい」と話す。【佐々木隆史】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

土俵入りする石浦(19年撮影)
土俵入りする石浦(19年撮影)