宿敵ロッタンを倒し、ONEフライ級キックボクシング暫定世界王座を獲得して引退した武尊氏(35)のチャリティープロジェクト「DREAM UP! PROJECT.」が20日、都内で第2回となるイベントを開催した。

同イベントには、武尊氏のteam VASILEUSから松倉信太郎と寺田匠、スポーツ界からは“霊長類最強女子”吉田沙保里さん、大相撲元関脇の豊ノ島大樹氏、元バレーボール全日本の狩野舞子さん、元新体操北京五輪代表の坪井保菜美さんが参加。

またヒップホップアーティスト史上最年少での日本武道館ワンマンライブを開催したラッパーのRed Eye、人気バンド「神はサイコロを振らない」のボーカル柳田周作といったアーティストも参加し、会場を盛り上げた。

司会をタレント土屋炎伽が務め、武尊氏とゲストによるトークショーや子どもたちのスポーツ体験会などに加え、同プロジェクトの2025年の活動をもとにミャンマー・シャン州で学校が建設されたことも報告された。現在は約1200人の子どもたちがその学校に通っており、今年8月17日には、武尊氏自身が学校を訪れ、現地の子どもたちと交流したという。

武尊氏はこの日、集まった人たちへ感謝の言葉を述べている時、涙ぐんで言葉に詰まる場面があった。武尊氏はイベント終了後、メディアに対応。「今日みんながしゃべってくれた内容だったりとか、歌で届けてくれた思いで結構ぐっときてたのがあって。あとは本当に個人的なことですけど、引退してからパニック症が結構、悪化しちゃって。よけいにみんなの優しさとかが…。そんな中でこれだけのお忙しい方たちが集まってくれて、全力で思いを伝えて盛り上げてくれて。それでちょっともう。あとイベントの準備からやっぱり大変ではあったので、やり切れたなっていう安堵(あんど)感とか、いろんな感情で(涙が)抑えられなかったです」と涙のわけを説明した。

現役時代、1試合戦うごとにファイトマネーで学校を1校建設してきたという武尊氏は今後のプロジェクトの目標について「さらに規模を大きくしてより多くの学校を建設すること」「子供たちに夢を持つ大切さを伝え、夢を持てる環境を整えてあげること」などを挙げ、「学校の講演とかも最近よくやるんですけど、夢について語ったりとか。ちょっとでもみんなの意識が変わったり、夢とか目標が現実的に思えるようになってくれたらすごくうれしい」などと話していた。