ボクシングのWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦(2月26日、熊本県上天草市・松島総合運動公園)を争う同級2位福原辰弥(27=本田フィットネス)が25日、前日計量をリミットを200グラム下回る47・4キロでパスした。

 対戦相手の同級1位モイセス・カジェロス(27=メキシコ)も同体重でクリアし、両者ともに順調な調整ぶりをアピールした。

 熊本県での世界戦は、世界スーパーフライ級タイトルマッチの渡辺二郎(大阪帝拳)対パヤオ・プーンタラット(タイ)戦以来33年ぶりとなる大一番。昨年4月の熊本地震で被災した福原は、熊本県人初の世界王者に挑む。「いつも通り。あとは勝つだけです。万全だと思います」と自信の表情を浮かべた。