K-1フェザー級王者・武尊(25)が19日、都内で会見し、早期のタイトル防衛戦構想を明かした。

 18日の「K-1 WGP 2017」同級スーパー・ファイトで、ブバイサ・パスハエフ(26=ロシア)を3回1分17秒KOした。試合前日の公開計量で1・7キロ、再計量でも0・8キロオーバーの相手とのハンディ戦を拒否、ガチンコ勝負で宣言通りにKO勝ちした。試合中、パスハエフにスポーツマンらしからぬ態度も取られたが、武尊は「それもプラスの要素にして勝ってこそスター」と胸を張った。

 ノンタイトル戦が続き、次は防衛戦が待たれる。「早めにやりたい。世界にはまだまだ強い選手がいる。その強豪を倒してこそK-1の価値が上がる。誰とでもやる」と気合を入れた。

 来年3月の同会場メインアリーナ大会でのメインイベント出場が現在の最大目標に変わりはないが、その前にベルトの価値を高めることを誓った。