22日にフジテレビで放送され、12年ロンドン五輪金メダリストでWBA世界ミドル級1位村田諒太(31=帝拳)が王者アッサン・エンダム(33=フランス)を下し、王座を奪取したボクシング世界戦(午後8時から76分間)の平均視聴率が20・5%(関東地区)の高視聴率を記録したことが23日、分かった。2000年以降の同局ボクシング中継で最も高い数字となった。瞬間最高は7回終了時で26・7%だった。

 試合は7回終了時の棄権により村田が勝利。5月の王座決定戦で不可解な判定で敗れた相手に雪辱した。同局で放送された5月の王座決定戦の視聴率も17・8%(関東地区)と高い数字を記録していた。各局が選挙特番一色の中、関心の高さを証明した。

 インターネット上では、7回終了時にCMが挟まれたことで、肝心の勝利の瞬間がよく分からなかったという声も。また衆院選の開票速報や、台風21号の情報も同時に画面に流れ「画面が見づらい」という声の一方、ボクシング、衆院選、台風情報を一目で見られたことを「お得」という声もあった。視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ。