W-1タッグ王者の土肥孝司(27)、熊ゴロー(26)組が初防衛に成功した。序盤から挑戦者の火野裕士(32)ジェイク・オーメン(31)組に土肥がつかまり、試合のペースを握られた。仲間のピンチに、熊ゴローは土肥とのダブル岩石落としで火野の動きを止め、オーメンにはドロップキックで反撃を開始した。試合中盤から王者組のコンビプレーがさえわたり、土肥がオーメンを捕獲。投げ捨ての原爆固め、ラリアット、最後は垂直落下式ブレーンバスターで仕留め、16分4秒、片エビ固めで3カウントを奪った。

 試合後、王者組は今月4日に発表されたネットテレビ局AbemaTVの大みそか特別企画「朝青龍を押し出したら1000万円」の対戦相手に応募したことを報告。リング上でファンに向けて「みなさんのお力添えも必要だと思いますので、ぜひ『土肥熊』を出してくれと、メールでも電話でも、何でもしてください」と異例のお願い。対戦相手に選ばれるようなバックアップを要請した。

 身長177センチ、体重107キロの土肥は「俺らが出たら面白いから」とニヤリ。身長178センチ、体重120キロの体格となる熊ゴローも「やってやりましょうよ。目の前に1000万円がぶら下がっているんだから」とやる気満々だった。