「ロックスター」中邑真輔(37)が、レフェリー途中交代のバタバタ劇に巻き込まれ、ケビン・オーエンズとのPPV大会前哨戦に敗れた。

 ダニエル・ブライアンGMが解説席に陣取る中、シングルで対決。オーエンズの先制攻撃を受けて主導権を握られたものの、ライダーキックで劣勢を打開。延髄斬り、けいれん式ストンピングとペースを取り戻した。

 ところがオーエンズのエルボーがレフェリーに誤爆し、ゲスト解説の同GMが代理レフェリーに入った後から味方セコンドのランディ・オートン、敵セコンドのサミ・ゼインも入り乱れる展開に。中邑がスピンキックを決め、キンシャサを狙ったが、ゼインに妨害された。その隙にオーエンズに捕まり、ポップアップパワーボムを決められ、3カウントを奪われた。

 17日のPPV大会「クラッシュ・オブ・チャンピオン」では、中邑がオートンを組み、オーエンズ、ゼイン組とタッグ戦で対戦する。この一戦にはシェイン・マクマホン・コミッショナーと、ブライアンGMの2人が特別レフェリーを務める異例の処置が決定。この試合に負ければ、オーエンズ、ゼインはWWE解雇となる。