ボクシングの2017年度年間表彰式が9日、都内のホテルで開かれ、WBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)は2年連続で技能賞に輝いた。

 昨年は9月に初めて米デビューを飾り、7度目の防衛成功で締めくくった。「昨年に引き続いての技能賞。今年は挑戦の年なので、内容にこだわっていきたい」と見据えた。14年以来の年間最優秀選手賞には届かなかったものの、ファン投票となるJBCサポーターズクラブ賞も受賞し「ファンの方に認めてもらってうれしい」と笑顔をみせた。

 今年初戦は5~6月ごろを予定し、1階級上のバンタム級での初陣になりそうだ。井上は「次は3階級制覇になるので、記憶に残る試合をしていきたい。今年はバンタム級で米国に行ければ。米国への熱は冷めていない」と口にした。