ボクシングのダブル世界戦の前日計量が17日、都内のホテルで行われた。

 WBA世界ライトフライ級王座決定戦で世界初挑戦する同級2位小西伶弥(24=真正)は、挑発を軽く受け流した。小西はリミットの48・9キロ、同級1位カニサレス(ベネズエラ)は48・3キロで計量を一発パス。カニサレスは16年に引き分けたWBA王者田口(現IBFとの統一王者)を引き合いに「小西は田口より弱いと思っている。だから明日は俺が勝つ」と豪語。伝え聞いて一瞬ピクリとした小西は「勝手に何を言われてもいい。勝ち負けはリング上ではっきりさせるだけ」と打ちのめす決意に燃えた。