先月8日のレッスルマニア34大会で約2年ぶりに現役復帰した元WWE世界ヘビー級王者ダニエル・ブライアン(36)が、実に35センチの身長差をはね返す勝利を挙げた。

 試合襲撃をきっかけに抗争がスタートした身長213センチのビッグ・キャス(30)とのシングル激突。身長178センチのブライアンは体格差を意識しながら、終始、攻撃の手を緩めることはなかった。キック連発のイエスキック、串刺しのニー・プラスを連打。キャスのクローズライン(ラリアット)を食らってダウンを許したものの、何とか起き上がり、キャスのビックブーツを寸前で回避した。

 最後は巨人を捕獲し、最後のパワーを出しながらイエスロックを決め、ギブアップを奪ってみせた。試合後、コーナーポストで勝利をアピールしたが、背後から襲撃され、ビックブーツで沈められてしまった。

 先月27日、サウジアラビアで開催された50人出場の時差式バトルロイヤル、グレイテストロイヤルランブル戦で、トップバッターで登場したブライアンは49番目に出場したキャスに排除されていた。ブライアンにとっては雪辱を果たした形となったものの、後味の悪いラストシーンになった。