長期欠場していた小島聡が復帰戦を白星で飾った。

1月の試合中に左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、リハビリを続けていた。8人タッグ戦で地元出身の永田らと組むと、「テンコジ」の天山との息のあった連係技で会場を沸かせる。モンゴリアンチョップを繰り出すと、胸筋をピクピクさせて衰え知らずの肉体もアピール。フィンレーをコーナーに振ってから、「いっちゃうぞバカヤロー!」の決めぜりふを会場とコラボレーションすると、最後は強烈なラリアットからフォールを奪い、「ただいま帰ってきました!」と歓喜で叫んだ。

試合後には「つらい中でも希望を見つけて、そこに向かって走っていくことも、人生の中ではとても大事なんじゃないかなと、すごく思いました。プロレスに限らず、人生の中で、生きていればこういうことはいっぱいある。その中で、つらい時にどうやって生きていくか。プロレスを好きになってくれている方、プロレスを好きになろうとしている方、プロレスをもしかしたらこれから見ようとしている方、ぜひプロレスを好きになって下さい。そうすればいいことがいっぱいあると思います、人生の中でもね」と訴えかけた。