ボクシングのWBO世界フライ級タイトルマッチ(16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドーム)の調印式&前日計量が15日、名古屋市内で行われた。世界最速タイ12戦で3階級を制した王者田中恒成(23=畑中)と、元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者の挑戦者田口良一(32=ワタナベ)は計量をリミットの50・8キロでパスした。

両者がライトフライ級だった17年大みそかの対戦が1度は合意に達しながら、田中の両目負傷で流れた。2年越しで実現する運命的なファイトは。国内で“平成最後の世界戦”となる。田中は「ケガもなく最高の調整ができた。言い訳は一切ありません。田口選手は最高のライバル。平成最後の大勝負と言ってもいい、それにふさわしい試合になると思います」と意気込みを語った。田口は「田中選手は賢いボクシングをするし、気持ちも強い、一流のチャンピオン。打ち合いの時間帯が多くなると思いますが、どんな対応もできるようにする」と話した。

試合の模様は16日午後4時から、TBS系で全国生中継される。