昨年12月5日に60歳で亡くなった故ダイナマイト・キッドさんの追悼式で、初代タイガーマスクの佐山サトルらが故人をしのんだ。

第3試合後に、出場全選手がリングに集合。タイガーの生みの親で、ダイナマイト・キッドさんとのデビュー戦をマッチメークした新間寿氏を始め、キッドさんにゆかりのある山崎一夫氏、北原光騎氏、小林邦明氏、タイガー戸口氏もリングに上がった。

特設スクリーンで、キッドさんの在りし日の写真が紹介され、実弟のマーク・ビリントン氏がビデオメッセージ。キッドさんの名勝負を残したキッドさんを佐山が「キッドがいてくれたから、タイガーマスクがいた。プロレスに命をかけていた彼の魂を引き継ぐことが、我々に求められていることです」と語った。

このあと、10カウントゴングが鳴らされ、会場のファンとともにキッドさんの冥福を祈った。

メインの試合では、キッドさんの親戚に当たるデイビーボーイ・スミスJr.が、KENSOをキッドさんの得意技、ダイビングヘッドバットで沈め快勝。「今までの自分のキャリアの中で、一番誇れる試合。ダイビングヘッドバットはねらっていたわけじゃないが、キッドが自分と一緒にいたから出た技」と話していた。