プロボクシング前WBC世界バンタム級王者で同級1位のルイス・ネリ(24=メキシコ)が、年内にWBC正規王者ナルディーヌ・ウバーリ(フランス)かWBA正規王者井上尚弥(大橋)に挑戦したい意向を示した。

21日(日本時間22日)、母国のティファナで契約を結ぶフェルナンド・ベルトラン・プロモーターらと記者会見に出席。同プロモーターはウバーリと井上尚の名前を挙げ、今後、数カ月以内に米国で挑戦させる方向性を打ち出した。

ネリ自身も「(WBA世界同級スーパー王者ノニト・)ドネアととも対戦したい。素晴らしい戦いができる。私の才能、そして準備さえできていれば、どの王者でも勝てると思う」と自信をみせた。

18年3月に山中慎介(帝拳)との試合前日の計量で、体重超過して王座を剥奪されたネリは、6カ月の出場停止処分を受けた。同年10月に再起戦を行い、3回KO勝ち。同12月にもノンタイトル戦で7回TKO勝ちを収めた後、米プロモート大手のPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と契約。

3月16日、米アーリントンでの再起3戦目では元IBF世界スーパーフライ級王者マクジョー・アローヨ(プエルトリコ)から4度のダウンを奪い、4回終了TKO勝ちを収めていた。