WBA世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が参戦するワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝に進出していたWBO世界同級王者ゾラニ・テテ(31=南アフリカ)が右肩の負傷で欠場することが分かった。24日(日本時間25日)、WBSS公式サイトが発表した。

27日に米ルイジアナ州ラファイエット・ケイジャンドームで開催されるWBSSバンタム級準決勝となるWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)-テテの準決勝はカード変更。テテの代わりにリサーブ選手でWBA世界同級5位のステファン・ヤング(30=米国)が繰り上がり、ドネアと対戦することが決まった。

24日、同地で開かれた記者会見に出席したテテは「月曜夜に右肩を痛めた。翌日軽めの動きをしたが、寝る時に痛みがあり、病院に行ったところ、肩の腱炎(けんえん)と診断された。治療を受けたが、肩には痛みがある。最善を尽くしたが、回復できなかった」と明かした。

井上がIBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と対戦する、もう1つのバンタム級準決勝は5月18日、英スコットランド・グラスゴーで開催される。