ボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級タイトル戦の前日計量が、26日に都内で行われた。同級王者三代大訓(24=ワタナベ)は58・8キロ、同級10位竹中良(34=三迫)はリミットの58・9キロでクリアした。27日に東京・後楽園ホールでゴングとなる。

三代はプロ9戦目で3度目の防衛戦となる。ここまでは引き分け、判定での防衛に初のKOで防衛を期す。「右ストレートに組み立てがよくなっている。右肩上がりで一番成長できている。1回で主導権をとり、圧倒して、5、6回に理詰めで倒せたら」と話した。

竹中は15年に東洋太平洋フェザー級王座を獲得して3度防衛し、今回は2階級制覇がかかる。「一番乗っている王者相手に燃えますね。顔合わせてもいけると思った。経験からくるものかな」。昨年9月以来の後楽園ホールに「久しぶりに緊張するけど、こらえる自信はある」と自信を見せた。

日本バンタム級タイトル戦は同級王者斎藤裕太(31=花形)に同級1位鈴木悠介(30=三迫)とも、リミットより100グラム軽い53・4キロでクリアした。斎藤は4月の初防衛戦で、暫定王者木村隼人(30=ワタナベ)を5回TKOで王座を統一し、今回は3度目の防衛戦となる。鈴木は王者の棄権中止や体調不良から、プロ7年目で今回が初のタイトル挑戦となる。