総合格闘技RIZIN女子スーパーアトム級王者浜崎朱加(37=AACC)が心身の「原点回帰」で、真夏の名古屋に乗り込む。18日に愛知・名古屋のドルフィンズアリーナで開催されるRIZIN18大会でアム・ザ・ロケット(23=タイ)戦を控え、7日には都内のジムで練習を公開。

広島・福山市のBURSTジムに3日間、出げいこしてきたことを明かした。師弟関係にあり、米格闘技界で名をはせた「秒殺女王」藤井恵氏(45)の指導のもと、階段ダッシュや技術のチェックに取り組んできたという。

「初心に戻る良い機会だと思い、行かせてもらいました」と出げいこの意図を口にした浜崎は、藤井氏が現役時代に利用していたという同じ階段でトレーニングを積んできたという。炎天下の中、1日で150段の階段ダッシュを10本、坂道ダッシュ10本という過酷なメニューを消化。「ガムシャラにやりました。想像よりもメッチャきつかった。昔を思い出しました」。藤井氏の声かけで追い込まれる練習内容で「昔からの師弟関係で先生なので言われたらやらないと。頑張っちゃいました」と収穫を口にした。

テクニック面でもスパーリングの中での修正点などを指摘してもらったと言い、アム対策も練ってきた。「スピードと爆発力あって打撃力だけでなくて、寝技もある侮れない相手だなと思います」と警戒。藤井氏からは「油断せずにやれ」とのアドバイスをもらった浜崎は「毎回、びびっています。挑戦者のつもりと言ったらあれですけど。映像見ても強いので」とアム戦に向け、気持ちを引き締めた。

連日の猛暑で最終調整にも影響が出てきそうだが、浜崎朱加は「夏は大好きなんです」と“夏女”ぶりを強調。「今年は海に行けないですけど、そのストレスもしっかり試合にぶつけたいです」との意気込みを示していた。