日本ミニマム級1位の谷口将隆(25=ワタナベ)が同級2位石沢開(22=M・T)に3-0で判定勝利し、同級王者田中教仁(三迫)への挑戦権を獲得した。

今年2月にWBO世界同級王者サルダールに判定負けして以来7カ月ぶりの復帰戦だった。相手は6戦負けなしの強打のホープ。5回にダウンを奪われる場面もあったが、技術で上回る谷口が終始圧倒。何度もしぶとく立ち上がる石沢を仕留めることはできなかったが、力をあらためて示した。

谷口は「毎回しょっぱい試合ですみません」と笑いながらも、「勝ちきる、ということはできたかな」と胸を張った。