ボクシングのヘビー級3冠統一戦の前日計量が6日、サウジアラビアのディルイーヤで行われた。WBAスーパー、IBF、WBO王者アンディ・ルイスJr.(30=米国)が7日に、前王者アンソニー・ジョシュア(30=英国)と直接再戦する。ルイスJr.は前回より7・1キロ増の128・6キロ、ジョシュアは4・8キロ減の107・5キロ。体重差は前回の9キロから21キロと大きくなった。

6月はルイスJr.が代役で挑戦も、ダウンをはね返して7回TKO勝ち。五輪金メダリストの無敗王者を倒す大番狂わせを演じた。パワーアップした王者とシェイプアップした前王者の対決は「砂丘の激突」と銘打たれている。

メキシコ出身初のヘビー級王者ルイスJr.は「プレッシャーのすべてはジョシュアにかかっている。私にはない。試合が楽しみ」と自信を見せている。オッズで優位のジョシュアは「12回は戦わない。これに勝ち、もう1度会うことになる」。まずは雪辱して、3度目の対決で決着をつけるつもりだ。

試合の模様は8日午前4時からWOWOWで生中継される。