元新日本プロレスIWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(37)が、AEWヘビー級王座を初戴冠した。

新日本の現IWGP・USヘビー王者でもあるAEWヘビー級王者ジョン・モクスリー(34)に挑戦。王者の裸絞めやヘッドロックで絞められたオメガは逆水平チョップやフランケンシュタイナーで反撃。場外ではモクスリーの投げっぱなしジャーマンやナックルパートも浴びてダメージを負った。

リングに戻ると、モクスリーの左ヒザを蹴りやロープを使った関節技で集中攻撃。さらに足4の字固めで追い打ちをかけた。場外から持ち込まれたパイプいすに両者で着席し、ビンタとエルボー合戦も展開。場外で王者得意のパラダイムシフトを浴びて倒れ込むと、オメガの知人でインパクト・レスリングのドン・キャリスが登場。モクスリーに突き飛ばされたキャリスから渡されたマイクで攻撃し、王者の額をカットさせた。流血し、もうろうとするモクスリーに対し、再びVトリガー2連発を打ち込み、最後は片翼の天使で3カウントを奪った。

試合後、キャリスに引っ張られるように車に乗り込み、会場から姿を消していた。代わりにキャリスは「火曜日のAXSTV(インパクト・レスリングの番組)ですべてが分かる」とだけコメントした。AEWとインパクト・レスリングが提携関係にあるかは不明。