キックボクシングのRISEは27日、2月28日の横浜アリーナ大会の追加決定カードを発表した。19年RISEワールドシリーズ61キロ級トーナメント覇者白鳥大珠(24)は、20年ムエタイ年間表彰でMVPを獲得したヌンラーンレック・ジットムアンノン(25=タイ)と対戦することが決まった。昨年10月のDEAD OR ALIVEトーナメントで直樹に額をカットされてTKO(ドクターストップ)負けを喫し、まさかの1回戦敗退となって以来の再起戦。白鳥は「ボクは今回再起戦で、かなりの強豪を当てられ、さすがRISEと思いました。軽い相手とは思っていなくてやりがいある相手。ここを倒せば、ボクに期待感を持ってもらえるかな」と決意を口にした。

今月には、K-1の3階級制覇王者武尊(29)とスパーリングしたことを自らのユーチューブ公式チャンネルで報告。会見でも刺激を受けたことを明かし「プレッシャー、圧力がものすごかった。あとはK-1を背負うメンタルの部分。業界のトップに立つ人間とはこういう人だなとメンタルの話をして得たことはデカイです」と触発されたという。白鳥は「ここでしっかり勝って、またRISEで上にのぼりつめたいと思います」と21年初戦勝利で、新たなスタートを切る意気込みを示していた。

白鳥-ヌンラーンレック戦とともに、第2代ウエルター級王者“ブラックパンサー”ベイノア(25)-憂也(28)戦、小出龍哉(24)-奥平将太(18)戦、元西武投手でキックボクサーに転向した相内誠(26)-デリゲルムルン拳信王(31=モンゴル)戦も追加カードとして発表された。